事例・実績

導入企業の声

【ミドル・シニア向けキャリア研修/若手向けキャリア研修】中野区役所様

中野区では、職員の、職務意欲と専門性を向上させるために、エム・アイ・アソシエイツのキャリア研修を導入しました

中野区役所では、若手、主任主事(中堅層)、係長など4階層のキャリア開発を目的として、エム・アイ・アソシエイツの若手向けキャリア研修およびミドル・シニア向けキャリア研修を導入いただいています。
中野区 経営室 人事分野 能力開発担当係長 海老沢様(写真右)、主任主事 田岡様(写真左)にお話を伺いました。(写真中央は、弊社講師の田島)
(インタビュー日:2009年2月、役職はインタビュー当時のもの、文中敬称略)


Q1. キャリア研修を導入した背景を教えてください。

経営室 人事分野 能力開発担当係長 海老沢様

経営室 人事分野
能力開発担当係長 海老沢様

中野区では、少子高齢化社会の進展や深刻な不況などの社会的条件から、限られた予算の中で区民の方の多様なニーズに応えていくためにも、少数精鋭の組織作りを目指し、職員の専門性をさらに高める人材育成を進めております。 職員は、今後取組みたい仕事や職務上の役割を意識して、その道筋を自分でデザインすることによって職務意欲を向上させ、専門性を高める必要があることから、キャリア研修を導入しました。

昨年、職員の能力開発を目的にコンピテンシーモデル(N'map※)を導入したことも契機となり、職員一人ひとりがコンピテンシーモデルを活用し、自身の強みを把握した上でキャリアについて考えていくよう働きかけています。将来的には、各々のキャリアデザインをもとに研修受講、自己研鑽、職場の選択まで行ってもらいたいと考えております。

※中野区では、平成20年5月に23区で初の取組みとなる独自のコンピテンシーモデル(愛称N'map)を作成し、人材育成への活用をスタートしました。N'mapの特徴は、さまざまな職種や職域の職員約100名にインタビューし、職員の生の行動を収集し、職員プロジェクトチームで討論して作成した、中野区独自のコンピテンシーモデルということです。さらに、職種や職層に限らず、中野区職員が共通して使えるモデルとすることで、職員共通のコミュニケーションツールとして機能する内容になっています。


Q2. このような研修は過去にも実施されていましたか?

これまでにも単発で行うことはありましたが、今回のように大規模なものははじめてです。


Q3. 当社の研修を選ばれた経緯を教えてください。

経営室 人事分野 主任主事 田岡様

経営室 人事分野
主任主事 田岡様

今回は、若手、主任主事(中堅層)、係長など全4階層(年代は20代~50代)にかけての大規模な研修となるため、各社から提案書を提出していただきました。その中で、各研修の流れや方針・方向性が明確であること、受講生の納得が得られる可能性が高いこと、年代・職層ごとに考えられたカリキュラムであること、N'mapとの関係性が明確であること、完成品として受講生が持ち帰れるものが明確であることなどの視点から選考しました。単に知識を詰め込む研修ではなく、職員自身のモチベーションを高める研修なので、楽しい雰囲気や自由に発想できそうなアプローチが重要だと考えていました。


Q4. 最終的に当社の研修を選ばれた理由はどんな点でしたか。

以前に同僚が特別区職員研修所(東京23区の研修事業を共同で行っている組織)主催で行われたエム・アイ・アソシエイツさんのキャリア研修を受講していて、楽しい雰囲気で良い刺激を受けたと報告していたことや、また、人事に特化した会社ならではの深堀りへの期待とワークシートの出来も判断材料となりました。

他社の研修内容は、既製の研修内容からのカスタマイズが期待できなかったりN'mapの研修における活用という点で、難しいかなという懸念がありました。エム・アイ・アソシエイツさんは柔軟に対応してくれそうでしたし、発想は新鮮で明るく、こちらの事情や要望を丁寧に聞いてくれそうだという印象を強く持ちました。研修実績が民間企業中心とのことで、公務員の状況への理解に若干不安はありましたが、私どもの状況をきちんと説明して打合せを重ねれば、必ず理解は得られる印象もありました。


Q5. 実際に研修を実施してみて、感想はいかがですか。

テキスト
テキストのボリュームや各ワークの内容も、しっかりと煮詰めてありましたし、N'mapについては、こちらの意図をきちんと汲み取った上で、エム・アイ・アソシエイツさん独自の解説が詳細にわたっていて、提案段階の研修内容以上に質の高いものになったと思います。この研修により、職員のN'mapへの理解も深まりましたし、本当にこちらが思っていた以上に良い内容の研修をしていただいたと思います。

研修実施後も、受講生の理解が足りないと感じた部分には素早く対応し、次回に向けて適切に修正を行っていただきました。


Q6. 受講された方に変化はありましたか。

職員には毎年職務意向調査を行っていますが、100%それが叶う訳ではなく、また、これから先の仕事が展望しづらい中で、これまでの職歴や将来を体系だって考える機会があまりありませんでした。今回はじめて自身のキャリアを振り返り、将来について考えたという意味で、受講していない職員に比べるとはるかに自身のキャリアに責任を持つ意識が高まったと思います。現に、受講生の研修報告書には、そのような感想が多かったですね。


Q7. 具体的に受講生のお声をお聞かせください。

自分で考える時間が多くて新鮮だったことやシステマチックに自分の職歴を振り返ることで自分の強みや弱みを発見できたこと、自分のやりたいことを明確にできたこと、これから努力すべきポイントが分かったという点など、非常に有意義だったという声が多かったですね。


Q8. 過去に実施された他社の研修との違いはありますか。

研修運営においても随所に工夫を感じました。例えば、お菓子が出たりBGMが流れたりというのは、これまでの研修にないスタイルで、受講生にも好評で、環境面でも研修効果を高める工夫をとても感じました。


Q9. 最後に、今後の研修の方向性や当社への要望をお聞かせください。

写真中央は弊社営業担当の臼井

写真中央は弊社営業担当の臼井

本来なら職員全員に受けてもらいたい研修ですので、来年度以降も順次実施していこうと考えております。今年度、エム・アイ・アソシエイツさんに非常に満足度の高い研修を実施していただいたお陰で、私どもも自信を持って進めていけます。

既製品を押し付けるのではなく、こちらの状況や要望を理解して、適切にカスタマイズしていくことは、一見当たり前のようで、実は他社ではなかなか実現できなかったことです。来年度は、さらに階層を増やしていく予定ですので、エム・アイ・アソシエイツさんにはさらに良い研修を期待しております。

まずは、お互いに良い研修をつくり上げたいという思い、熱意を引き続き共有させていただきたいと思います。

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