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キャリア研修で、自分の「内発的動機」に気づく

[2009.08.05] 森 理宇子  プロフィール

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 先日、「女性社員のためのキャリア研修」の公開セミナーを行った。このセミナーは3年ほど前にスタートし、常によりよいものを目指してブラッシュアップをしながら継続しているセミナーである。企業研修を主にしている当社にとって、個人で参加できるセミナーは少ないが、多くの女性が仕事で活躍できるようにという願いをこめて実施している。

 最初にこのセミナーに関わるようになったときに感じたことは、かつて仕事に忙殺されていた自分が受講していたらどんなによかっただろうかということである。私が仕事に追われて自分を見失いそうになっていたときにこのセミナーを受講していたら、仕事で輝く自分を取り戻せていたのではないかと思った。

 このセミナーでは、「自分らしさを活かして仕事でイキイキと輝く」ことができるようになることを目指している。そのための様々なワークを通して、自己理解を深めていく。その過程で、本当の自分のモチベーション(動機)の源泉となるものが何かを探っていくのである。「自分は何を大事にしているのか」「何が自分をイキイキとさせるのか」「自分をどのように仕事で活かしていくか」、このような問いを繰り返し、自分の答えを見つけていく。

 動機づけには、外発的動機づけと内発的動機づけがある。外から与えられる報酬を得るための行動は外発的動機づけに基づく行動であるのに対し、興味や好奇心に基づいて行われる行動は内発的動機づけに基づく行動である。自己理解を深め、自分が本当にイキイキとできる源泉を探ることは、まさに自分の内発的動機づけを見つけることなのである。内発的動機づけによる行動では、それに熟達しようという気持ちが強く発揮される。また、自主的に仕事に取り組むために様々な工夫を凝らすようになると言われている。

 かつて、仕事に忙殺されていた私は、与えられた業績目標の達成や自分の昇進・昇給などの外発的な動機づけとなるものばかりに囚われていた。そのため、目標達成がうまくいかなかったり、昇進・昇給がなかったりすると、達成感をえられずにやる気を失っていた。

 もし、そのとき自分にとっての働く動機は、「社員が活性化されて、イキイキと働くことができるように、人事の仕事をすることだ」とわかっていたら、どうだったろうか。会社の業績や自分の役職・給料とは関係なく、もっとやる気をもって働いていたのではないかと思う。

 忙しいとついつい自分を見失いがちになってしまう。そのようなときにこそ、この研修を受けてもう一度自分が何のために働いているのかを考え直す機会としてもらえるようになることを願っている。

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