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- 【コラム】目標ありきのキャリアは危険である
不確実性が叫ばれる時代。成果主義が浸透し、企業は人材に対して、いわゆる就社を求めなくなってきています。
このような時代へのシフトが起こる中、自分のなりたい像を明確に定義して目標を設定し、それに向けて努力をし続けることは果たして本当に幸せなキャリアへの道なのでしょうか?
コンサルタントである私たちは、長い間、「企業のTo-Beを定義し、それを現状であるAs-Isと比較してギャップを埋めるためのソリューションを提案する」という手法を取り続けてきました。企業の人材も同じように、何年後かに必要となるキャリア目標を与えられ、それに向けて自分に足りないものを身につけてパフォーマンスを発揮するやり方で育成がなされてきたのだと思います。
しかし、その目標に向けて走り続けているとき、もし大きな環境変化によって前提が覆されてしまったらどうなるでしょう。目標を達成すれば幸せになれると信じて頑張ってきた人材は、どうすればいいのでしょうか。あまり想像したいことではありません。
成果主義に根ざした人事制度が浸透し始めた今日、私たちは何のために働くのでしょうか。成果ありきで仕事を行うことは、とてもストレスフルです。ゆえ、バランスのとれた生活を送ることが重要であり、メンタルケアに多くの企業が力を入れ始めています。しかし、実は成果を出すことを楽しむ能力を開発するほうが重要なのではないかと思います。
自らが楽しめる仕事であれば、成果を出そうとする気力も十分湧いてくる。のめり込んで仕事をする人材は、少々極端ですが、目標を掲げなくても自然と成果を出すのではないでしょうか。こういった成果の積み重ねが、実は企業にとっても予期しなかった業績につながるかもしれません。やるべきことを与えられるのではなく、自らやりたいことを探して動きまわる人材。
私たちは、トップダウンで降りてきた目標に対し、努力をすることに慣れています。
そして目標が与えられないと、きっと戸惑ってしまうに違いありません。「私は何をしたらいいのですか?」と質問するでしょう。しかし、その問いをこのように変えてみたらどうでしょうか。「私は、何がしたいのだろう?」
やりたいことはすぐに見つかるものではありません。しかし、仕事という行動を繰り返す中で、この問いを持ち続けていればいつかピンとくるものに出会えるのではないかと思います。それが見つかり、自分から湧き上がる力を体感しながら仕事をする。
それをしばらく続けていると、自分でも驚くほどの成果とキャリアアップした実感が得られるのではないでしょうか。














